自己肯定感が低い人に伝えたい、心が楽になる秘策 「いいね」を押すノリで自分を認める癖をつける
私の仕事は作家やデザイナーという技術職なので、ある意味「代わりがいない職業」です。だからなのですが、同業者には必要以上にプレッシャーを感じて心を病んでしまう人もいます。
追い詰められるストレスで実力の半分も出せなかったり、それが原因で仕事を辞めてしまったりした人もいました。
でも、何年か経って別の場所で会うと、元気に前と同じような仕事をしていることが多いんです。プレッシャーから解放されて元気が戻れば、こんなふうにまたやりたいことを始めることもできるんです。ちなみに「代わりがいない職業」って、その職に就きたい人も多いので、なんだかんだと抜けた穴はすぐ埋まります。
つらいときは「一時撤退」して心を守る
また、これについては賛否があると思いますが、こういう仕事は仮に自分が亡くなってしまっても、社会からの要望が強ければ誰かが引き継ぐんです。例えば、国民的アニメの「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「サザエさん」の原作者は故人ですが、アニメの放送は現在も続いています。
私も昔は「自分の代わりはいないから」と無理をしていましたが、今は「絶対に代わりがいないものってないんだな……」と、どうしてもつらいときは「一時撤退」くらいの気持ちで、逃げて心を守るほうが大事だと思っています。
プレッシャーを感じる今だけでもいいから、気持ちを逃がすことが大事です。今やっていることを途中でやめたり、無理に誰かに交代したりする必要はありません。「代わりがいる」は「お守り」くらいに考えてください。
本気で「これさえ持っていれば、いざというとき身代わりになってくれる!」と信じてお守りを買う人は少ないと思います。でも、お守りは持っているだけで心の拠り所や安心の材料になります。プレッシャーに押しつぶされそうなとき、「代わりはいるし、それが当然なんだ」と思うだけでも、少し肩の荷が下りるのではないでしょうか。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら