嫌な思いをした日にメンタルを守る「7つのコツ」 元幹部自衛官・ぱやぱやくんが語る

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場合によっては、ストレスレベルが高い職場から逃げるアクションも必要だ。

ただ、撤退するには元気なうちが鉄則。環境を変えるにはパワーやストレスが伴うためだ。

たとえば、明らかに会社がつらそうなのに辞めない。パートナーからDVを受けているのに別れない。決断するエネルギーが疲労しきった状態では理性的な判断はできず、ここにいたほうがいいかと思ってしまう。戦場や災害現場でもみられる心理だそうだが、元気なうちに判断することが大切だという。

「ダメな自分ができたらすごい」に思考を転換

【「自分はダメだ。だけどやる」という思考法】

打ちのめされて弱さやダメさを認めつつ、「自分はダメだ。だけどやる」と考える。この思考法は、自分への期待値を一度リセットし、ゼロから力強くスタートできるパワーがある。

自衛隊時代の訓練で、教官から「お前ら何もできないし、ダメだからやるんだろ!」と喝が入ることもあった。弱さやダメさを認めたうえで生まれるエネルギーは決して弱いものではない。今までのちっぽけなプライドを捨て、弱さを認めることで、結果的に賢くなれることがたくさんある。「弱いからやる意味がない」ではなく、「ダメな自分ができたらすごい」とポジティブに変えていくことがコツだという。

【一芸を持つと居場所が作りやすい】

長距離走が早い、格闘技が強い、スキーがうまい、通信機の取り扱いがうまい、射撃がうまいなど、なにか特技があると自衛隊の中で重宝されたそうだ。

苦手なことがあっても、「まぁ、あいつ駆け足は早いからな」とカバーできるし、居場所を作りやすい。コミュニケーションが苦手な人も、一芸が秀でていることによって人から優しくされるシチュエーションもあるのではないだろうか。

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