知らないで放置すると怖いGAFA製品の「初期設定」 個人的な情報がダダ漏れになっている可能性も
要するにテック製品の利用では、時間をかけて大量のメニューやボタン類をきちんと調べ、共有するデータを減らすことが大切だ。ここでは、筆者を含むテック系ライターが必ず変更するデフォルト設定をかいつまんで紹介しよう。
iPhoneはデータ共有を無効に
iPhoneの場合
iPhone(アイフォーン)では、「設定」アプリを開いて「プライバシー」メニューを選んで、アプリの使用状況と位置情報に関するデータ共有の設定を変更する(アップルは新しいiPhoneをアクティベートした際にこうした設定の一部をオンにするよう促してくるが、データ共有を無効化する手順は見落とされがちだ。オンにしてしまったデータ共有も、ここで紹介する手順を参考にすれば解除できる)。
●「トラッキング」を選択して「Appからのトラッキング要求を許可」をオフにする。これで、どのアプリもマーケティング目的で第三者とデータを共有できない設定となる。
●「Appleの広告」を選択して「パーソナライズされた広告」をオフに。こうすれば、アップルはApp Store、Apple News、そして株価アプリで広告を配信するときに、あなたに関する情報を使用できなくなる。
●「解析および改善」を選択して「iPhone解析を共有」をオフ。これにより、製品改善の目的でiPhoneが端末に関するデータをアップルに送信するのを止められる。
●「位置情報サービス」を選択して「システムサービス」をタップし、「iPhone解析」と「経路と交通情報」をオフ。これで、端末が「マップ」の改善目的で位置情報データをアップルと共有するのを防げる。
グーグルの製品群
アンドロイド搭載の端末や、グーグル検索、ユーチューブ、グーグルマップといったグーグルの製品・サービスはグーグルアカウントとひも付いており、データ管理の設定はmyactivity.google.comで変更できる。