検査員も、ホテルのみんなもわがことのように喜んでくれた。早速、フライトを予約しよう。帰路は予定がたたないのでキャンセルしてしまっていたから、チケットの買い直しだ。なによりも“日本に帰れる”という幸福感に浸る。
もし、海外滞在者がコロナに罹った場合、日本のように帰国便搭乗前にPCR検査を要求するような国はほとんどない。であるから、高熱でもない限り、多くの国では滞在者がそのまま帰国してしまう。そう考えると、日本の水際対策もある程度の意味があるのかもしれない。
ところが、このようにオミクロン株が蔓延してくると大変だ。日本へ帰国する海外滞在者にとっては、海外で隔離されるリスクがどんどん高くなってしまうのだ。状況を見計らいながら、このルールも検討する必要性を感じる。
海外渡航の予定がある人へ
最後に、筆者が経験を通じて得た、海外で新型コロナウイルスに感染した場合のTipsをまとめておこう。
以上、コロナ隔離をイタリアで経験した日本人が帰国するまでの顛末を語らせていただいた。現在、海外へ出るということは、こういった具体的なリスクに直面する可能性があることを頭の片隅に置いておいていただきたい。
不名誉ながらも、これから海外へ出られる皆さんへの助言というつもりでお伝えした。また、当たり前のことでもあるが、情報のアンテナをあらゆる方向に張って、最新情報を掴んでおくことも大切である。特にコロナ禍に関しては、流動的だ。皆さんが安全な海外滞在を過ごせるよう、切にお祈りする。
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