「関係が悪化した夫婦」が今すべきアクション4つ まずは「2人は共同経営者」と考えて歩み寄る

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仕事と家庭を両立させるために夫婦がお互いにすべきこととは?(写真:kou/PIXTA)
「パートナーが家事を手伝ってくれない」「働き方やキャリアに口出しされる」「仕事と育児の両立がつらい」。こんな経験から「パートナーができたら、仕事と家庭、どちらかをあきらめなくてはいけない」と、考えてしまう人は少なくありません。
ですが、パートナーがいても、仕事と家庭を両立し、自分らしい人生を送ることはできます。そう語るのは、パートナーシップに関する社会課題を解決し、2人らしい生き方を支援する活動を行う、起業家のあつたゆかさんです。
あつたさんは「パートナーと家庭の共同経営者になり、フラットな関係で家庭の運営方針について相談する。そんな対話によって、2人は協力しあえる最高のチームになれます」と言います。あつたさん初の著書『仕事も家庭もうまくいく! 共働きのすごい対話術』から、そのヒントを紹介します(全3回、今回は1回目です)。

「共働きなのに、私ばかり料理してるよね? なんでやらないの?」

「そう言われても、毎日残業で忙しいんだよ!」

「私だって忙しいなかやってるのがわからないの?」

「そうやってイライラするから嫌なんだよ。じゃあもう明日から外で済ませてくる」

「そういうことじゃないでしょ……」

モメるのは「共同プロジェクト」が増えるから

このやり取りを見て、「ギクッ」と感じた人もいるのではないでしょうか。

「恋人同士のときはラブラブだったけど、生活をともにするようになると衝突が増えてしまった……」

そんなお悩みを聞くことは多く、たしかに結婚後や出産後に関係性が悪くなってしまうケースは少なくありません。ですが、ライフステージの変化はきっかけでしかなく、家庭内のチームビルディングがうまくいっていないことが根本の要因である場合が大半なのです。

「食事は誰が、いつ作るか」「ゴミ捨てや掃除は誰がやるか」「もし転勤になったらどうするか」「家計の管理はどちらが行うか」――。

交際や結婚を機に共同生活をはじめると、それまでにはなかったさまざまな課題が現れます。家事だけでなく、キャリアプラン、ライフプラン、マネープランなど、長期的に計画、実行していく「2人のプロジェクト」が盛りだくさんになります。

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