小沢一郎・民主党元代表が会見、マニフェストの順守を強調、菅政権を批判
--「続・日本改造計画」が完成間近ということだが、いま、このタイミングで続編を書いた理由、動機、また、それら要素とともに、日本を実際に改造するうえで必要と感じていること、成し遂げなければならないと決心していることについて教えてください。
「日本改造計画」の続編というか、もう少し具体論に及んだものを国民に問いたいと思っていたのは最近のことではない。もうずっと前から書いていて、5,6回推敲を重ねているので、事実上できているが、いろいろな状況の変化もあるので、実際に世に問うときには、あと数回は見直しをしなくてはいけないだろうと思う。いますぐ(刊行する)という予定はない。
「何をしなくてはならないか」「どうあるべきか」という議論はもう出尽くしていて、「何をしなくてはいけないか」ということは、みんな分かっているわけだから、あとはやるかどうかが問題だ。
--日本の憲法に認めている三権分離は、今の日本では機能しているのか?
三権分離というより、日本では日本国憲法の理想とする議会制民主主義の理解がまだ十分に浸透していないと思っているし、実際の議会政治の中でもきちんと確立していないというのが私の思いだ。半世紀ぶりの政権交代をきっかけとして議会制民主主義を日本に定着させたいというのが、私の大きな願いの1つであるので、なお道は遠いけれども、その定着のために最大の努力をしていきたい。
(加藤 千明 =東洋経済オンライン)
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