先行投資をケチる会社が若手を犠牲にしている訳 将来のキャッシュフロー創出を阻害していないか

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(出所)『ゼロからわかるファイナンス思考 働く人と会社の成長戦略』(講談社、漫画:千坂まこ)
10年後に会社がよくなっているために、いま必要な決断は?
ひたひたと経営危機が迫る中堅メーカーの社長と3人の社員が「ファイナンス思考」を突破口に未来を切り拓く。本文とストーリー漫画による解説で、財務諸表の読み方・活かし方、ビジネスパーソンが経営視点で仕事をする術を解説した『ゼロからわかるファイナンス思考 働く人と会社の成長戦略』から一部抜粋、再構成してお届けします。
(外部配信先では漫画などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

マーケティングは未来にお金を稼ぎ出すための先行投資

マーケティングと言ってもさまざまな手法や狙いのものがあります。そのときどきの新商品やサービスの販売促進を狙うものもあれば、会社そのもののイメージ向上を図り、潜在顧客からの信頼感を高める施策もまた、一種のマーケティングです。

こうしたブランド力向上に向けたマーケティングに即効性はないかもしれませんが、積み重ねることで認知を高め、より広く受け容れられるブランドを築くことは、未来にお金を稼ぎ出すための先行投資です。同様に、画期的な商品を作り出すための研究開発費もまた、即効性はありませんが、将来お金を得るための種を蒔くような取り組みです。

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