子どもに教えておきたい「お金の上手な稼ぎ方」 学校では教えてくれない「お金の話」をしよう

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わが子に教える「お金の話」です(写真:tomcat/PIXTA)
「わが子にだけは、お金の苦労をさせたくない」――こんな思いを持つ親御さんはきっと多いでしょう。しかし、お金の勉強は、学校のカリキュラムにはありません。学校では教えてくれないのです。
であれば、お金のことを教えてあげられるのは「親」ということになりますが、では何を、どう教えればいいでしょう。石原尚幸氏の新著『父が子に伝える 13歳からのお金に一生困らないたった3つの考え方』では、「お金のプロ」である著者が、自身の子どもが13歳になったときから行なってきたシンプルかつユニーク、そして一生モノの「子供のマネー教育」のヒントを、子どもに語りかけるスタイルで紹介しています。
本稿では、同書から一部を抜粋してお届けします。今回は1回目です。

君はいま、毎月決まった額のおこづかいを親からもらっているよね? でも、もし、親以外の人からおこづかいをもらうことができたらどう? めっちゃ嬉しいよね。

「でも、そんなことできるの?」と同時に思ったはず。ま、普通に考えたら無理だよね。試しに、道を歩いている人に「おこづかいをください」とお願いしてみるといい。間違いなく断られるだろう(笑)。

でも、ある考え方を持てれば、じつはおこづかいをくれる人を増やすことはそれほど難しいことではなくなる。

「どうしてお金をもらえるか」考えてみる

その考え方を教える前に、そもそも、どうしてお金ってもらえるのだろうかを考えてみよう。実際、父さんは、世の中の人からお金をもらっているけれど、なぜ、その人は大切なお金を父さんに支払ってくれるのだろうか?  

それは、父さんが、世の中の人の困っていることを解決しているから。経営コンサルタントとして、「なかなか稼げない……」というお困りごとを持つ会社(社長)に対して、「こうしたら稼げるようになる」というアドバイスを提供することでお金をもらっているんだ。じつは、世の中をよく見てみると、すべてこの原理原則で成り立っている。

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