老後には2000万どころか「4000万円」は必要なワケ 月15万円あれば十分という人でこれくらい必要

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そしてその逆も真なりで、たまたま1年目が「−10%」、2年目に「−5%」の利回りだったからといって、「自分は平均で−7.5%の利回りだ。センスないわ~。もうダメだ~」と思ってしまう必要はないのです。

それらの年の日経平均株価が、たとえば1年目に「−15%」、2年目が「−10%」だったとしたら、日経平均株価の下落率よりはマシだったわけで、まんざらセンスは悪くないわけです。

「毎年5%の利回り」の実態

このように、期待利回りがたとえば「5%」だとした場合でも、「毎年5%の利回りを達成し続ける」というようには、なかなかなりません。実際には、かなりブレます。たとえば、次のようになります。

1年目 ―― 5%
2年目 ―― 10%
3年目 ―― 15%
4年目 ―― 18%
5年目 ―― 3%
6年目 ―― −10%
7年目 ―― −5%
8年目 ―― 4%
9年目 ―― 6%
10年目 ―― 4%

こんな感じで10年間推移すると、この10年間の単純平均の利回りが「5%」になります。この数値例でいうと、2年目から4年目までは、ちょっとした株式投資ブームのような時流に乗れている感じですし、逆に6年目と7年目は、リーマンショックやコロナショックといったような大きなショックが起こった時期だという感じです。

日本の株式市場というのは10年くらいに一度の頻度で大暴落が起こってきていますし、その逆にちょっとした株式投資ブームのようなことも10年くらいに一度の頻度で起こってきています。

ですから、この数値例のような利回り実績が得られたとしたら、その実績は今後もだいたい同じような感じか、経験値が積み重なることで少しずつ改善されることが期待できるかな、という感じになるでしょう。

次ページ「日経平均より上か下か」は意味がない
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