「GRカローラ」遂にベールを脱いだ日本仕様の全貌 隠し球の限定車「モリゾウエディション」も登場へ

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パワートレインはGRヤリスに採用される直列3気筒1.6Lターボ「G16E-GTS」だが、GRカローラに合わせてアップデート。具体的には吸気ポートの進化、大型排気バルブ/マルチオイル・ジェットピストンの採用、エキゾーストの進化(3本出しマフラー)などにより、GRヤリスの272ps/370Nmから304ps/370Nmへと出力を向上。6速MTのギア比はGRヤリスと同じだが、ファイナルが3.941(1~4速)/3.350(5-6速、後退)から4.058(1~4速)/3.45(5-6速、後退)に変更された。

車両重量は1470㎏とGRヤリスに対して+200kgだが、それを相殺できるパフォーマンスに仕上がっている。AWDシステムはGRヤリスと同じく電子制御油圧多板クラッチを採用した「GR-FOUR」だが、GRカローラのパッケージングやディメンジョンを合わせた専用制御だ。

プラットフォームはベースとなるカローラ スポーツと同じTNGA GA-Cだが、スポット溶接や構造用接着剤、ブレースなどを用いて高剛性化された専用ボディーを採用。軽量化も抜かりなしで、CFRP製のルーフやアルミ製ボンネット/ドアなどを採用。サスペンション回りは専用のスプリング/ショックアブソーバーはもちろん、専用サスペンションメンバー(5kg軽量化+ロアアーム取り付けポイント15mmアップ)、ブッシュのピロボール化、トルセンLSD(前後)、前後対向キャリパー(フロント:4ポット/リア:2ポット)の採用など変更部位は多岐にわたる。

「よさを引き出すためにすべてを進化」

タイヤは235/40R18サイズを履くが、北米仕様のミシュラン・パイロットスポーツ4に対してADVAN APEX V601をセレクト。アルミホイールも北米仕様の鋳造に対してBBS製鍛造が奢られる。

ちなみに坂本チーフエンジニアはGRカローラのメカニズムに関して、このように語っている。

「メカニズムはカローラのよさを引き出すためにすべてを進化させています。パワートレインは企画当初はGRヤリスの物をそのまま使う予定でしたが、それだと大きくて重いGRヤリスにしかなりませんので、出力アップを行っています。ちなみにエンジン側のアップデートは水素エンジンにも水平展開、その効果は極限状態で確認済みです。

フットワークは軽い/コンパクト/俊敏なGRヤリスに対して、カローラのディメンジョンのよさ……ロングホイールベース/ワイドトレッド/スタビリティの良さを活かしたセットアップを行っています。その中でも専用サスペンションメンバーやワイドトレッド、駆動制御(トラックモード)やパワートレインの応答性などは、極限状態で戦う水素カローラでの知見・経験が色濃くフィードバックされています。ちなみに水素カローラはGRカローラよりもさらに車両重量が重いので、それらを実証するには本当にいい実験場でした」

次ページGRカローラに用意される「モリゾウセレクション」の正体
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