実践も簡単「東大生の英語勉強法」が本質的すぎた 英単語は「パラフレーズ」を意識して覚える
ただ英単語を丸暗記する勉強をしていても英語はできるようにはなりません。その際に類義語を覚えて、「表現がかわっても理解できるように英単語を覚えていく」ことによって、その後の英語のスキルの身に付き方が全然違ってくるのです。
また、これは受験英語の対策のニュアンスが大きいのですが、対義語の勉強というのもとても重要です。なぜなら、受験の裏技として、「対義語を覚えておくと解ける問題」が多いからです。
出題者は対義語を使って問題を作る
例えば「この文章について、4つの選択肢から正しいものを選びなさい」系の問題というのは英語の問題では超頻出です。どこの大学でも出題されていると言っても過言ではないでしょう。
そんな中で、「子どもは自由な選択の幅があるゲームを好む傾向がある」と長文に書いてあったとして、ストレートにそのままの表現で選択肢に「このゲームが好き」と書いてしまうと、「なんだ、これが答えじゃん」とみんなわかってしまいますよね。
こうした場合、出題者はどういうふうに問題を作るかというと、対義語を使うのです。よくあるのは「子どもは自由な選択の幅が【ある】ゲームを【好む】傾向がある」という英語の長文の内容を理解しているか聞くために、「子どもは自由な選択の幅が【ない】ゲームを【嫌う】傾向がある」、と言い換える選択肢です。
日本語でよく読めば、同じことを言っていることがわかりますね。しかし、英語になって対義語が使われていると、なんとなく「これは間違っているのではないか」と感じてしまいます。「hate」とか「detest」とかの、「like」の反対の言葉を使っている選択肢を作ることで、「like」の意味だけ覚えていても解けないような問題を出すのです。
これはちゃんと勉強しないと解けない問題なので、問題を解く受験生側にとっては嫌な問題ですが、問題を出す出題者側としては「実力を測れるいい問題」として機能します。だから、文章中の単語の対義語を使った文は選択肢になりやすいのです。こうした問題に対応するためにも、対義語の勉強は必須ということです。
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