実践も簡単「東大生の英語勉強法」が本質的すぎた 英単語は「パラフレーズ」を意識して覚える

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みなさんも中学生のときに「I」「my」「me」「mine」と、さまざまな代名詞を覚えたと思います。「全部だいたい『私』という意味なのに、なんでこんなにたくさん覚えなきゃならないんだ?」と僕はずっと疑問に思っていたのですが、実はこれは英語の「同じ表現を繰り返さない」という特徴が根本にあるのです。

例えば「子どもが好きなゲーム」の話をしているとき、「子どもはこのゲームがlikeである」と語った後、ネイティブは同じ「like」という英単語を使うことを避ける傾向があります。「Like」と同じ意味で違う表現の、「be fond of」「prefer」「favorite」などを使います。同じ話題であっても、手を替え品を替え、表現をどんどん換えて表現するのです。

そのほかにも「Tom」という人の話をするときに、次の行でトムのことを「He=彼」と表現し、その次の行では「The boy=あの男の子」と表現し、その次では「The tall man=あの背の高い人」と表現して……というふうに表現を替えていくことが多いです。同じ人の話をするときにも「トム」という表現を換えていくのです。

「パラフレーズ」が苦手な人が多い

こういうのを「パラフレーズ」と言うのですが、英語が苦手な人はこのパラフレーズが苦手なことが多いです。英文の最初で「like」が出てきたら、なんとなく続きの文章でも「like」を探してしまい、「like」がないから「話題が変わったんだな」と思ってしまうものです。

同じように「Tom」と「The boy」を同一人物だと考えられず、違う人の話だと解釈してしまう間違いはとても多いんですよね。

みなさんも英語の文章を読んでいるときや話を聞いているときに、「なんか話題が途中から追えなくなっちゃった!」という経験がありませんか。それはこれが原因なのです。

こういうことがないようにするために、英語を勉強するときには「パラフレーズ」に注意しないといけないのです。

話が読めてきたと思うのですが、要するにこの「パラフレーズ」に対応するために必要な勉強法というのが「類義語を覚えていく英語勉強法」なのです。「like」を何回パラフレーズされても「同じ話題だな」と追えるようになるための訓練が、類義語を覚えていく勉強法なのです。

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