学会が緊急声明!子どもの「急性肝炎」増加の実態 日本で7人、世界12カ国で169人が発症
複数の国で小児の重症急性肝炎が報告され、医療関係者は騒然となっている。
WHO(世界保健機関)は4月22日、ヨーロッパの11カ国とアメリカで、生後1カ月から16歳までの子どもの、少なくとも169人が「原因不明の急性肝炎」を発症し、1人が亡くなったことを報告。5月3日時点では、約320人が報告されている。
日本でも厚生労働省が7人の子ども(16歳以下)が、原因不明の急性肝炎で入院していることを明らかにした(5日5日時点)。
10日に国立感染症研究所が公表した内容によると、7人のうち3人が男性で、4人が女性。5人はすでに退院し、肝移植を受ける必要があったケースや亡くなったケースはないとした。
2団体が緊急の声明を発表
これを受け、13日、日本小児肝臓研究会と日本小児栄養消化器肝臓学会も連名で、「小児の原因不明の急性肝炎について」というタイトルのステートメント(声明)を緊急発表した。
今回のWHOや国内の報告を、小児の肝臓病に詳しい専門家はどう捉えているのか。
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