マンション買い替え「売却or購入」優先したい一手 大規模修繕前と後ではどちらがお得になる?

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子どもが独立して駅近マンションに買い替えたいと思った夫婦の実例をもとに考えます(写真:ふじよ/PIXTA)
人生100年時代と言われるようになった昨今、いまの60代は、気力・体力ともに充実したアクティブシニアが多い。趣味や再就職など社会的活動をする一方で、そろそろ老後はどこに住むのが望ましいのか、所有している住宅はどうしたらいいのか、といろいろと模索しはじめる人も多いのではないだろうか。
「高齢」と「高経年マンション」に立ち向かうさまざまな事例と、そこから「わかること」を解説した、『60歳からのマンション学』から、きっとあなたの役に立つ事例を紹介します。
前回:マンションの「ペット禁止」築古物件にそびえる壁(4月21日配信)

事例:夫婦二人になり、駅近マンションに買い替え

都内のマンションに住む加藤圭司さん(仮名)は、大学卒業後から大手化学メーカーに勤務している。2歳年下の陽子さんとは職場で知り合い、長男長女に恵まれた。

社宅での生活は思いのほか快適だったが、4人では狭いと感じ長男の小学校入学をきっかけにいま住んでいる3LDKのマンションを新築で購入した。約10年間の社宅生活で浮いた家賃相当を貯金に回せたため、1000万円近い頭金を購入時にあてることができた。新築で購入したマンションは、駅から少し遠いことを除けば快適そのものだった。

長男長女も独立し、数年前より圭司さんと陽子さん夫婦は、3LDKで80平方メートル以上ある部屋に2人暮らし。正直なところ子供がいないので広すぎるし、陽子さんは掃除が面倒だという。

購入当時は、立地よりも家族が暮らせる広さと、どうせ買うならと新築にこだわって購入を決めた。しかし今では、もう少し狭くてもいいから駅近のマンションがいいなというのが夫婦の共通認識である。「退職金でも入ったら買い替えるか」と世間話程度には話題にあがることがある。

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