達人が教える!狙い目の株に共通する魔法の「7」 値下がりリスクの少ない割安銘柄が狙いどころ

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バリュー株の反対は「グロース株」。グロースは成長のことで、中小型株はグロース株に分類できます。その視点で見ると、バリュー株は、市場においては成長があまり見込めない株と評価されているともいえます。業種で見ると、ガスや水道などのエネルギー系インフラ企業や、金融機関などにバリュー株が多く、これらの企業の業績は、よくいえば安定的、悪くいえば地味です。

バリュー株は、株価の割安度合いと十分な資産をもっているかどうかを踏まえて、いくつか条件があります。

資産に対して株価が安い企業

1つ目の条件はPBR(株価純資産倍率)0.7倍以下。1株当たりの純資産に対して、株価が0.7倍以下の水準にあるという意味です。

純資産は、株主から調達した資本金や、会社が稼いで貯めてきた利益剰余金などいくつかの項目で構成される資産です。この純資産に対して、株価がどれくらいの水準かを表すのがPBRで、PBR1倍以下の株は、純資産よりも株価が割安の水準ということです。

[計算式]
PBR(倍)=株価÷1株当たり純資産(BPS)

1株当たり純資産(BPS)は、期末の純資産額を期末の株式数で割って、1株当たりに計算したものです。この数字は、「アベジャパン・デラックス」に含まれない例外の数字で、Kブロックの下に「1株純資産」として書かれています。

普通に考えるなら、企業が100億円の純資産をもっている場合、その企業の時価総額は100億円が妥当です。株価は時価総額を発行済株式数で割った数値、BPS(1株当たり純資産)は企業の純資産を発行済株式数で割った数値ですから、企業の保有資産と時価総額が同じであれば、BPSと株価も同じになり、株価を1株当たりの純資産で割算するPBRは1になります。これが基本形です。

次ページPBRが1倍を下回っている株はすべて割安
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