達人が教える!狙い目の株に共通する魔法の「7」 値下がりリスクの少ない割安銘柄が狙いどころ
本来の資産価値よりも株価が割安な「バリュー株」は値下がりリスクが少なく、投資利益の起爆剤となる可能性を秘めている。ただ、何をもってバリュー株と認められるのか。割安や値下がりリスクの基準は人によって異なり、一概に論じるのが難しい。
そんな中、会社四季報を25年間読破している証券アナリストの渡部清二氏が最新の著作『会社四季報の達人が教える誰も知らない超優良企業』より紹介するのが、本記事で紹介する2つの方法だ。誰でも簡単にでき、かつある程度まで銘柄の数を絞ることができる。そして2つの方法に共通するのが、7という数字だ。
※本記事は投資による利益を保障するものではありません。
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値下がりリスクが小さい株
「バリュー株」は、バリューの定義によって見方が変わりますが、私の見解では、企業がもつ現金や不動産などの資産の価値に対して、株価が割安な「資産バリュー株」を指します。
企業の有望性という観点では、このタイプは、手持ちの資産が十分にあるのが特徴。株価が資産に対して割安の状態となっているため、市場の状態が悪化するなどした場合でも、さらに値下がりするリスクは小さいといえます。株価下落で損をする可能性を抑えたい人が比較的安心して買うことができます。
では、どの程度の株価なら資産に対して割安なのか――その考え方はいくつかあります。
割安度の指標とされるPBR(株価純資産倍率)に注目し、上場企業のなかでPBRが低い銘柄をバリュー株と呼ぶこともありますし、全上場企業のPBRの平均を下回っている企業や、PBR1倍未満の企業を割安と判定し、バリュー株と呼ぶこともあります。
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