「独学で失敗する人」よくある超残念な5大共通NG 「大量の本」「有料サイト」…それでも大丈夫?

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3つめは、「『お気に入りのサイト』しか見ないこと」である。

「有料サイト=質のいい情報」は必ずしも成立しない

【3】「お気に入りのサイト」しか見ない

ネット検索は、よくも悪くも「自分が見たい情報だけを見る」特性がある。「お気に入りのサイト」を選んで見ること自体に問題はない

しかし、そのサイトばかり見ていると、まるでタコツボにハマったタコのように狭いところしか見なくなってしまい、「偏り」が出てくる

いつも見ているので「『お気に入りのサイト』の情報がいちばん正しい」と思えてしまいがちだが、「ただ1つの視点だけが正解だ」などという単純な出来事は、この複雑な社会には存在しない。決まったところだけ見ていると「偏見」が助長され「偏り」が生じてしまう。

起きている出来事や事態については、「こんな見方もある」「こんな考え方もある」という「複数の視点」の存在を確認することが重要だ。「独学」ではほかに指摘する人がまわりにいないので、特に注意が必要である。

【4】「有料サイト」の情報を「質のいい情報」と思い込んでしまう

ネットでは、毎日無料でたくさんの情報が公開されている。もちろん、いい情報がたくさん公開されているのだが、やはり、なかにはあやしい情報が公開されていることもある。

情報の信用性を考えたとき、「『有料サイト』なら安心できる」と考えてしまいがちだが、「有料サイト=質のいい情報」というのは必ずしも成立するわけではない

多くの有料サイトは「本物の専門家」が記事を書いてくれたり、「深い取材や分析」を公開していたりと、「良質な情報」を公開している。しかし、なかには「月額課金で読者を囲い込む」という考えだけで「有料化」にするようなサイトもある

有料化でメディアの記事の質が上がるのならそれはそれでいいことなのだが、あるメディアの質が有料化でいきなりよくなるなんてことはない。また、有料化で内部の記者の能力が急に向上することはないし、外部執筆者への原稿料が急上昇などという事態は聞いたことがない。

「有料だから質がいい」という甘言にのってしまい、内容をきちんと見極めないといい情報も入手できず、損をするばかりである。

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