「糖質制限」をがんばる人が結局やせないワケ やせたいなら糖質は量ではなく「質」に着目する

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「やせるためには、ガマン」と、がんばるけれど……(写真:EKAKI/PIXTA)
あまいものは太る。コクがあって味が濃いものは太る。だから、「やせるためには、ガマン、ガマン」と遠ざける。ダイエットのよくある風景ですよね。でも、このガマンがなかなか続かない。「あ~たまには、あまいゼリーが食べたい」「生クリームたっぷりのパフェとか……」そんな思いで頭がいっぱいになり、「ちょっとだけなら」が重なり、結局リバウンド。
これ、意思が弱いからではなく、人間の脳の仕組みからして仕方がないことだと言うのは、これまで10万人のダイエットをサポートしてきた医師の工藤孝文氏。でもだからといって、あまいものをバクバク食べてもやせるわけがない。では、どうすれば、リバウンドせずにやせられるのか。同氏の著書『コクあま幸せダイエット』より一部抜粋・再構成してお届けします。

リバウンドの原因は「あまいもの断ち」

食事制限をして頑張ってやせたけど、1年後リバウンドして、その努力が無駄になる。ダイエット頑張ろうと思ったけど、3日坊主で終わってしまった。これは、本当によく聞く話です。実際、クリニックに訪れる患者さんは、ほぼ全員がリバウンド経験者です。

リバウンドしてしまうのは、意思が弱いから。そう感じているからか、リバウンドしたことを告げる方はどこか申し訳なさそうな顔を浮かべていますが、「意思の弱さ」というよりも、あまいものを極端に制限しすぎて、脳内が「セロトニン不足」に陥ったことが原因となっているケースが非常に多いように感じています。

セロトニンは、分泌されると幸福感に包まれ、ストレスを和らげてくれる脳内物質で、別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。

逆にセロトニンが足りなくなると、脳は不安でいっぱいになってしまいます。するとその不安からくるストレスを解消しようと「あまいもの」を欲して、セロトニンを補充しようとします。だからあまいものをガマンすればするほど、セロトニン不足になり、もっとあまいものが欲しくなってしまうのです。そしてあまいものをドカ食いしてしまうという現象が起きます。

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