13歳年下の「理想の夫」に43歳女性が固めた"覚悟" 「若い男はいずれ離れる」それでもかまわない

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千秋さんと修平さんはすぐに付き合い始めたわけではない。「どちらかと言えば年上が好き」な千秋さんは修平さんを足がかりにしてオタク人脈を開発する狙いがあった。しかし、修平さんは友だちが少なくてオタクですらないと判明。

年齢=恋人いない歴の修平さん

一方の修平さんはずっと恋人がいなくて、「そろそろ変わらないといけない」と危機感を覚えて練習のつもりで千秋さんと会っていたようだ。面倒見がいい千秋さんは彼のファッションや髪型を改善する手伝いをしたうえで、年下の女友だちに紹介しようとした。

「でも、条件面で断られることばかりでした。彼は身長160センチと男性にしては小柄で、高卒で工場勤務だということも私の周りにいる女性からは敬遠されたみたいです」

そのうちに修平さんと千秋さんは恋人同士になり、結婚も視野に入れるようになった。その前に立ちはだかったのがお互いの親だった。

「私は祖母から相続したマンションをリフォームしている最中でした。その費用は銀行から借りなければなりません。それを知った義父母が『うちの息子の名義で借金するつもりか!』と誤解して、私たちの結婚に大反対するようになったのです。もちろん私が借りるお金ですし、ちゃんと入居者も入って黒字化していると説明したのですが、散々罵られました。最終的には彼が生まれて初めての大声で怒ってくれて、今では義理の家族とは絶縁状態です」

千秋さんによれば、修平さんの親族はいずれも「マイルドヤンキー」で、家族仲も悪くない。しかし、修平さんは幼少期からコンビニご飯ばかり食べていたり、最初に挨拶に出向いた千秋さんは板の間に座布団なしで座らされたり。千秋さんが育った家庭とは隔絶した価値観を持った一家のようだ。

「私の母は彼の学歴や年収の低さを気にしていました。でも、彼は年収450万円もあります。共働きで暮らしていくには十分なのに、一度も外で働いたことがない母にはわからないようです」

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