古典的名著からSNS時代の文章術まで。書くための知恵が満載。
文章読本の古典&ベストセラー
『論文の書き方』清水幾太郎(岩波新書/902円)
当代一流の書き手として人気のあった論客による文章読本の古典。1959年刊。著者の文筆経験を随筆のようにつづりながら、人文・社会科学方面における「知的散文」を書く際の心構えを説き、基本的な作文ルールを導き出す。文章を作るのは思想をつくることだという。
情報の取捨選択+意見=レポート
『レポートの組み立て方』木下是雄(ちくま学芸文庫/858円)
ベストセラー『理科系の作文技術』も出した物理学者の著書。1990年刊(単行本)。研究・調査などの報告書を意味する「レポート」の役割は、事実や情報を取捨選択して整理し、作成者の意見を加えること。その作成法を初学者向けに説いた教科書的な一冊である。
わかりやすさを徹底的に追究
『〈新版〉日本語の作文技術』本多勝一(朝日文庫/660円)
ライター、編集者など文筆に関わる職業人の多くが読み継いできたロングセラー。1976年刊(単行本)。「目的はただひとつ、読む側にとってわかりやすい文章を書くこと」とし、修飾の順序、句読点の打ち方、助詞の使い方などのテクニックを、論理的に詳述。
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