一見するとnoteとブログは似ているが、利点と欠点は異なる。
外出自粛の続くコロナ禍で、会員登録者数(投稿者と読者の総数)が前年比1.8倍の380万(2021年4月)と急成長を遂げたnote。文章や画像、音声などを無料で手軽に投稿できるのが受けている。ブログと似ているが、オープンソースのブログ(WordPress仕様など)、Ameba、はてななどの無料ブログ(ブログサービス会社運営)との違いは明確だ。
例えば、noteはウェブ記事で鉄板のランキング記事を投稿できない。人気が出やすい同様の記事の投稿を避け、多様なコンテンツを目指す狙いがある。また、広告バナーが貼れない。アフィリエイトリンク(一部可能)やグーグルアドセンスは基本的に禁止だ。商材情報記事ばかりが集まるのを嫌う一方、広告に左右されず自由に記事が書ける利点を強調する。無料ブログも以前まではアフィリエイト禁止の運営会社も多かったが、最近は緩やかになり、運営会社間で対応はまちまちだ。
noteの記事投稿者(クリエイター)やブロガーも、読まれる記事を書くには基本的な文章スキルやノウハウが欠かせない。まず読者はタイトルと冒頭の内容で記事を選択する。移動中など隙間時間に記事を読む人が多いので、タイトルは具体的で読者に問いかける文面がいい。冒頭にはいちばん面白い話や結論を書き、読者の関心を引きつけることも必要。文章は短めに、要点は箇条書きにし、重要箇所は太字などで目立たせる。
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