有料会員限定

在宅需要取り込みに苦心するマンション Part2 販売最前線|迫り来る新たな“うねり" 住宅業界を覆う「新常態」

✎ 1〜 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 最新
拡大
縮小

コロナ禍の下で格闘する物件開発や販売現場の動きを追った。

「ブリリアシティ西早稲田」は、都心かつ3LDKで6000万円台という価格に強み

特集「激動マンション・住宅」の他の記事を読む

「こんなに売れるとは思わなかった」。住宅業界を取材していると、あちこちでうれしい悲鳴が聞こえる。景気や雇用がむしばまれ、マンションや戸建ての購入機運はしぼむ、という業界関係者の予想はよい意味で裏切られた。大手デベロッパーの東京建物が東京・豊島区で販売する「ブリリアシティ西早稲田」もその1つだ。

モデルルームをオープンした2020年7月下旬、折しも感染拡大の第2波の襲来と重なった。「来場のキャンセルが多発すると思っていた」という、販売を統括する東京建物住宅営業第二部の根本淳一課長の懸念をよそに、キャンセルは数件のみでモデルルームは連日ほぼ満席だった。

申し込みの6割が30代

9月下旬より開始した第1期1次販売では、161戸の供給に対して296件もの申し込みが入り、最高倍率は9倍だ。JR山手線の内側という好立地でありながら、定期借地権という特性もあり3LDKが6000万円台で手に入ることが評価されたという。

活況を演出したのは、申し込みの約6割を占めた30代だ。金融業などコロナ禍の影響が軽微な業種に従事する人が多い。広さ重視の潮流を受けてか、「総額が膨らむため通常なら販売に時間のかかる80平方メートル以上の住戸がすぐに売れていった」(根本課長)。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
激動マンション・住宅
コロナ禍でどうなった?
業界健全化の裏で迫る賃料減額の足音
レオパレス21再建のカギ握る
Part3 不動産投資|売買は堅調、家賃は軟調
減税や保険のメリットを検証
「水害ハザードマップ」に注目
コロナ禍だからこそ注目したい
戸建て需要の掘り起こし狙う
インタビュー/ケイアイスター不動産 社長 塙 圭二
インタビュー/オープンハウス 社長 荒井正昭
Part2 販売最前線|迫り来る新たな“うねり" 住宅業界を覆う「新常態」
インタビュー/東京建物 取締役常務執行役員 住宅事業本部長 秋田秀士
インタビュー/野村不動産社長 宮嶋誠一
インタビュー/積水ハウス社長 仲井嘉浩
ファイナンシャルプランナーが検証
活況の裏に「マンション転売ヤー」の存在
Part1 都心vs.郊外|郊外への関心が高まるが…
激動マンション・住宅
都心から郊外へ 民族大移動は起きるのか
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内