朝起きたらすぐに行きたくなる会社がよい会社--秋元征紘・ジャイロ経営塾代表(第4回・最終回)

朝起きたらすぐに行きたくなる会社がよい会社--秋元征紘・ジャイロ経営塾代表(第4回・最終回)

--なぜ次々とヘッドハンターから声がかかるのでしょうか。

もともと自分は当然社長になる人間だと思っていましたが(笑)、一度実績を上げると黙っていても声がかかるシステムになっているんです。

ちなみにナイキを辞めたくなったとき、6社から社長のオファーがありました。特に外資企業の社長をやると次も社長のオファーが来ます。ヘッドハンターは強力な情報網を持っていますし、大事なタイミングで「お元気ですか」とやってきます。自分が部下の幹部を雇う立場になってからは後継者問題などもあるので、誰がどんな実績を上げているかという情報はすごく大切だと改めて思うようになりましたね。

--当然ゲランのあともオファーがあったと思うのですが、なぜ起業したのですか。

1つは60歳になったとき「これからは自分のペースでいちばんやりたいことをやりたいな」とふと思ったんです。

年に7~8回も日本とパリを往復するのがしんどかったし、いろいろなことがうまくいくようになり、挑戦することが減ってしまったというのもあります。そして少しでもいいからナイキのフィルやLVMHのアルノーみたいな気分を味わいたいなと思いましたね。人に言われ責務をこなしていくということに疲れていたのでしょうか。

いざ起業してみると雇われ経営者のほうが楽だったなと思いますが、日々楽しいですよ。今はそれほどおカネにならないけど、いちばん楽しいです。

--トップや一流の人間に必要な条件とは何でしょうか。

拙著『一流の人たちのやっているシンプルな習慣』(フォレスト出版)では精神力(Will)、行動力(Act)、発想力(Create)、コミュニケーション力(Communicate)の4つを挙げています。昨年夏にジャイロ経営塾で行った調査では、特に大切なのは精神力(Will)であるという結果が出ています。

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