CES開幕!スマホ鈍化の中で注目の的は? 「モノのインターネット」で新アイデアが続々
世界最大の家電ショー「International CES2015」が1月6日から9日まで米ネバダ州ラスベガスで行われる。今年は昨年に比べ、よりいっそう「モノのインターネット(Internet of Thing:IoT)」の出展が多くなっている。スマートフォン(スマホ)の出荷台数が新興国、とりわけ中国で急伸したことで、スマホと連動する多様なデバイスが登場したためだ。
スマホはすでにピークアウト
この展示会を主催しているCEA(全米家電協会)によると、スマホの世界市場は2014年の出荷が前年比28%増となる12億73690万になる見込みだが、2015年は15億台まで増加するという。増加率は19%。2011年が前年比61%増、2012年が同55%増、2013年が同49%増だったことと比較すると、2014年の28%増、そして2015年の19%増は大幅な成長鈍化といえる。すでに"成長率"という面では、完全にピークアウトしていることは間違いない。
新興国も成長鈍化が顕著だ。スマホの全出荷台数に対する新興国の割合は2014年の見積もりで71%に達しており今年は75%になると見込まれているが、やはりかつての勢いはない。言い換えれば、これまで新興市場と言われていた国も、スマホに関してはすっかり開発が進んでしまっていると言える。「今後は(世界最大の規模を誇る)中国を除く新興国市場が重要になる」とCEAのアナリストはコメントしているが、これまでほどの急激な伸びが期待できないことは明らかだ。
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