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現場疲弊させる「検査難民」 なぜPCR検査を受けられないのか

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感染経路の追跡調査を重視する政府方針が響き、検査拡大の動きは緩慢だ。

PCR検査の抑制の方針は世界的には例外だ(撮影:梅谷秀司)

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「これまで何人も、感染の疑いがある患者を検査してもらおうと保健所に相談したが、1人も受けられていない。知り合いの診療所も『全滅』だ」。都内の診療所の医師は憤る。37.5度以上の発熱が4日以上続くなど、新型コロナウイルス感染の疑いのある症状が生じていても、感染の有無を調べる「PCR検査」を受けさせてもらえないという声が、患者や現場の医師たちから上がっている。

検査を受けるには、本人またはかかりつけ医が保健所の運営する「帰国者・接触者相談センター」に相談するのが原則だ。相談センターが必要と判断したら、検査を行う「帰国者・接触者外来」を紹介してくれる流れとなる。だが、前出の医師によれば、「X線検査で肺炎の症状が見られる患者でも検査してもらえなかった」という。

新型コロナ感染者の8割が無症状か軽症とされる。ただ、急激に重症化し亡くなるようなケースも報じられる中、疑わしい症状があれば、不安を覚え検査を強く望む人も出てくるだろう。ある区の幹部は、「このままセンターに相談してもらちが明かないと、検査を求めて地元の診療所を次々と回る人が出てくる」と懸念する。

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