外出禁止令でも感染拡大は止まらない。PCR検査が進まず、医療現場は悲鳴を上げている。
世界中で新型コロナウイルスの感染が広がっているが、英国では3月23日、感染阻止を目的として不要不急の外出禁止令が出た。現在もロックダウン状態で、国民の行動に厳しい制限がつく。
食料や生活必需品を販売するスーパーマーケット、銀行、郵便局などは開いているが、そのほかの店舗は一斉休業。レストランやカフェはテイクアウトのみ営業が可能だ。美術館、図書館、地域センター、レジャー施設、スポーツクラブ、ホテル、教会など人が集まる場所はいっさい閉鎖になった。仕事は在宅勤務が奨励され、同居していない家族や友人などに会うことも原則禁止。学校も休校措置となっている。
外出禁止の例外は、生活必需品や医薬品を買う、医療サービスを受ける、あるいは1日に1回、運動するなどの場合のみだ。こうした目的での外出でも、1人あるいは同居している家族同士だけが許され、他人とは2メートルの間隔を保つ。
スーパーや銀行では入り口に並び、先に入っていた人が出た後に入店する。店内の床には2メートル間隔でテープが貼ってあり、距離を保つように指定されている。買いだめは一通り収まり、日常生活でモノが不足する状態ではない。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら