コロナ医療崩壊 何もかも足りない! 医療現場の絶体絶命

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新型コロナウイルスの猛威が止まらない。社会、経済を機能停止に追い込み、医療も破壊しようとしている。海外で起きている医療崩壊は決してよそごとでない。

本誌:石阪友貴、井艸恵美、辻 麻梨子、風間直樹、野村明弘、長谷川 隆

週刊東洋経済 2020年5/2-5/9合併号
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シールドで密封された担架によって運ばれる韓国の患者(Chung Sung-Jun)

巨大な災厄に世界が震撼している。

新型コロナウイルス感染による世界の死者は4月21日時点で17万人を超えた。死者が最も多いのは4万人超の米国。2万人を超えているイタリア、スペイン、フランスがそれに続く。対して日本の死者は21日時点で263人。感染者数も1万人強である。

欧米諸国と比べ、封じ込めに成功しているようにも見える。しかし、先行きは楽観できない。厚生労働省クラスター対策班の西浦博・北海道大学教授は「何も対策を打たなければ15歳以上の重症者は85万人を超え、そのうち約40万人が死亡」という厳しいシナリオをあえて提示した。

最悪のシナリオに至らないまでも、医療現場は厳しい現実に直面している。重症患者が増える中で、感染を防ぐ防護服、医療用マスク、ICU(集中治療室)、人工呼吸器が不足している。そして何より医療スタッフが足りない。医療崩壊が起きかねない状況だ。

本特集では、日本の医療現場の実情と、世界におけるコロナ制圧戦争の最前線を見ていく。

週刊東洋経済編集部
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