国内外株式で高リターン
アッパーマス層がさらに上の準富裕層・富裕層を目指すには、預貯金を積み上げるだけでは追いつかない。それなりのリターンが期待できる「ミドルリスク」の金融商品に資金を投じる必要がある。どんな商品がよいのか、また投資の際のポイントはどこにあるのか。
海外株を加え積極運用
「資産を殖やすなら株式、守るなら債券というのは投資の原則」と述べるのは、リーファス代表でIFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)の西崎努氏だ。手間をかけたくないなら投資信託、銘柄分析などに時間を割けるなら並行して個別株で運用を行うのもいいだろう。
「若い世代なら先進国株式を中心とした運用が望ましい。米国市場の場合、リーマンショック後、5年で相場は回復した。スパンが長くなるほど、リスクを取る」という。日本より経済規模が大きい中国の株を持つ手もある。ただ、国の政策や規制に振り回されることがあるので、基本的には有名企業のみに投資することが重要だ。
トルコなど新興国の株も買えるが、西崎氏は「ハイリスク」だと考えている。経済成長で個別株の価格は上がっても、為替変動で思うほどのリターンは見込めない可能性があるからだ。「新興国は株価と同時に為替にも目を向けないといけない。そこが難しいところ。その点、中国は平時だとほかの新興国に比べて為替リスクを抑えられる」という。
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