急増する大金持ち

イラスト:髙栁浩太郎
数年前、あるIT系ベンチャー企業が上場を果たした。上場時の時価総額は300億円程度。現在は株価も上がり続け、500億円程度となっている。
藤吉徹さん(仮名)は、この企業の創業メンバーの1人。サラリーマン時代に培った会計や財務の知識を買われて、メンバー入りした人物だ。
サラリーマン時代から、年収は1500万円程度とそこそこ高かった。ぜいたくに興味がないということもあって、しっかりと貯蓄しており、上場前の資産規模は数千万円程度だった。
その状況が上場をきっかけにがらりと変わった。資産が一気に70億円程度まで膨らんだのだ。約50億円は自社株として保有したままだったが、一部を売却。現在手元にある資産は20億円程度だ。
富裕層の仲間入りを果たした藤吉さんは今、どのような運用をしているのだろうか。
「ぜいたくは嫌いだし、いくら資産を殖やしても使い切れなかったら意味がない。だから資産を『守る』ための運用を心がけている」(藤吉さん)
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