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「ポケットマネーは200億円、でも金より大事なものがある」 インタビュー/アパグループ代表 元谷外志雄

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日本のホテル王が語る栄光と挫折

もとや・としお 1943年生まれ。信用金庫を経て、住宅販売会社「信金開発」設立。その後、ホテル、マンション事業を中核とする企業グループを築いた。月刊誌を発行し、自ら編集長も務める。(撮影:今井康一)

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日本のホテル業界において、あっという間にトップ企業となったのが、アパグループである。元谷外志雄代表は1971年の会社設立以来、一代でこの巨大チェーンを築いた。元谷氏が語る会社経営、そしてお金のこと。

週刊東洋経済 2020年3/7号
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──これは何でしょう?(机の上にずらりと自社の新聞広告やチラシなどが広げられている)

今からでき上がってくるホテルのイメージだ。53棟で1万7600室。今年、来年でどんどん完成する。数を増やせる秘訣? 金利が安いからだよ。金利は0.5%ぐらい。ありがたい時代だ。こういうときはどんどんやるべきで、2010年から、うちは「頂上戦略」を掲げ、東京都心でトップを取るつもりでやってきた。

皇居を取り巻く一等地ばかり。これだけオープンを続けても東京での月間稼働率は100%。日本でいちばん需要のあるところに出しているからだ。

同時に8ホテルの工事が進んだりして、インパクトがあるでしょ。ドミナント戦略だし、巨大化、高層化戦略だ。昨年9月にオープンした横浜ベイタワーは2300室以上で、日本最大の部屋数。200室のホテルなら11軒できるんだけど、その場合は支配人が11人必要になる。うちは1人。総人員も11ホテルつくるのに比べれば、約7割くらいになって、人手不足にも対応できる。

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