資産を殖やすには、日々の家計を管理し、不要な支出を削ることも肝要である。いくら資産運用に精を出しても、支出が多ければその効果が薄れてしまう。
ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏は、「家計管理には3つの手法がある」と話す。1つ目が、結婚や出産、住宅購入といったライフイベントを見通し、長期的に家計を管理する手法。2つ目が半年や1年といった中期的に資産を把握し管理する手法。3つ目が毎日の収支を細かく管理する手法だ。
風呂内氏は、「年に数回の棚卸しで済む中期の資産管理が、最も続けやすい」と語る。「家計管理は細かく行うと長続きしにくい。最初は中期の管理だけでも実践して、将来設計する際に長期的な資産管理を試し、お金が貯まらないなどの問題が生じた場合に短期の収支管理をするとよい」(同)。
ではお金が貯まらない場合、短期での家計管理をどうするべきか。
家計再生コンサルタントでマイエフピー代表の横山光昭氏が勧めるのが、下の3つのステップだ。①1カ月間、細かく収支を記録し、②各支出を「消費」「浪費」「投資」という“3つの袋”に分け、③実際に「浪費」を減らすのだ。
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