節約で支出を減らすことなく、かつ投資のリスクもなるべく減らして資産を殖やしたい。そう考える人の選択肢として挙げられるのが、副業や独立だろう。副業は、国が働き方改革の一環として推進し始めた2018年以降、出世や転職をしなくても収入アップを望める方法として、会社員の関心を集めている。
パーソル総合研究所の調べによると、副業の平均時間は週10時間未満、平均月収は5万円未満が半数以上。だが月に30万円以上稼ぐツワモノもいる。
東京都の小売企業でデジタルマーケティング業務を行う秦弘明さん(35・仮名)は、本業以外に2社の仕事を掛け持ちし、毎月30万円弱を副業で稼ぐ。結婚を機に6年前から毎月1万~2万円分の投資信託を購入。月々6万円ほどを個人年金保険で積み立てている。だがそれだけでは不十分だという。
専業主婦の妻と現在4歳の娘との3人家族で、「娘にいい教育環境を与えたいし、家の購入も考えている。車も欲しい。今後のことを考えたら年収を200万~300万円ほどアップしたい」(秦さん)と考えるようになった。
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