【産業天気図・通信業】市場飽和で各社伸び悩み。次世代携帯投資も負担に

携帯電話景気を謳歌し、過去最高水準の収益を記録してきた通信業界。しかし、携帯電話加入契約数の頭打ちは鮮明で、業界は一転して「雨」模様だ。
 その象徴が、シェア6割弱を占める携帯業界のガリバー、NTTドコモ。水準自体は高いものの、減収減益に陥る見通しだ。ドコモは市場飽和による競争激化に伴い、割引サービスを拡充するため利用単価が減少。契約数の増加では補えない。
 ボーダフォンも、高額利用者の流出やプリペイド携帯の増加で利用単価が大きく落ち込む。そのうえ契約数もほとんど伸びない。第3世代携帯電話の立ち上げ費用もかさみ、減収減益となる。
 ただ、KDDIは主力のauが依然として好調で、今期も最高益を更新する見通し。しかし、先行していたデータサービスでの追い上げもきつく、前期のような高い利益成長は期待できない。
 一方、固定通信業界は依然として競争が熾烈で低調。NTT東西以外は厳しい経営環境が続いている。
【丸山尚文記者】


(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
日産 危機の全貌<br>ゴーン追放 修羅場が迫る

19年間トップに君臨したカルロス・ゴーン氏が失脚。逮捕、そして解任という前代未聞の事態は実は序章にすぎない。カリスマの追放で日産自動車はこれからどうなるのか。日産に渦巻く危機の全貌を探る。