金融、ITは高いが、サービス・流通は低め。
あなたの仕事に対する給料は転職市場でどのような水準になっているのか──。
転職情報会社の求人データなどを使って、主要11職種の転職の年収相場を示す「年収マトリックス」を作成した。
これは求人情報に記載されている年収情報の上限と下限の平均値を、年齢層×役職別に配置したものだ。あくまでも平均的な数値なので、この値より高額な求人もあれば低額の求人もある。当然、経験や能力によって、得られる年収も違ってくる。それぞれの職種の大まかな年収の相場をつかむ参考にしてもらいたい。
また、「リアルな給料」を見るために、その職種に該当する大手企業の社員の実際の年収も、就業年数や役職などの属性情報と併せて記載している。
[表の見方]主な11職種の転職年収相場を示す年収マトリックスはエン・ジャパンの情報を基に作成。データは、総合転職情報サイト「エン転職」、ミドル世代向け転職サイト「ミドルの転職」に、2018年7月から19年6月にかけて掲載された求人情報約100万件が対象で、求人企業側が希望する条件などから、求人情報を職種ごとに分け、さらに役職×年齢別に12分類している(役職は、「一般社員クラス」「主任・係長クラス」「課長クラス」「部長クラス」の4カテゴリー、年齢は「22〜34歳」「35〜44歳」「45〜54歳」の3カテゴリー)。その分類ごとに年収の上限と下限の平均を算出したのが、年収マトリックスとなる。算出に際しては、求人情報に記載されている上限年収と下限年収をそれぞれ50万円刻みの数値に換算し、分類ごとの上位・下位それぞれ20%を省いた残り60%の数値から平均値を割り出した(結果も50万円刻みの数値に変換)。なお、役職×年齢で分類した件数が、該当する職種の総件数の5%に満たない場合は、表記していない。職種の掲載順は、45〜54歳の部長・課長クラスの年収が高いものからとなっている。さらに表中にある、会社ごとの年収や属性は、就職・転職口コミ情報サイト「オープンワーク」に記載されている、社員(または元社員)の口コミ情報に基づく。
(出所)エン・ジャパン、オープンワーク
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