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専門スキルを磨くだけではフリーランスは成功できない 必要なのは「時給の発想」と「間接スキル」

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はやりのフリーランスは本当に稼げるのか。そのリアルに迫った。

シェアオフィスが増え、フリーランスが働く環境も整っている(時事)

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本業・副業を含めたフリーランスワーカーのうち49.7%は、年収400万円未満。一方で、9.8%の人が年収1000万円超え──。これは、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会の調査結果だ。

ITをフル活用すれば1人でどんな仕事もこなせる今、フリーランスという働き方に注目が集まっている。労働政策研究・研修機構の試算では、フリーランスを含む「発注者から仕事の委託を受け、主に個人で役務提供し報酬を得ている者」は、本業・副業合わせて約228万人に達しているという。

フリーランスは、自由な働き方が魅力だが、収入面は冒頭の調査結果のとおり、大きく二極化していることがわかる。

高収入のフリーランスとそうでない人の違いは何か? フリーランス協会の平田麻莉・代表理事は「収入の高い人は、自分の『時給』を強く意識している」と語る。

自分の生産性を考える

時給は、フリーランスとしての自分の価値や生産性を明確に表すバロメーターになるという。顧客から明示されるわけではないが、仮に設定した時給と予想工数(かかる時間)を掛けて見積額を算出し、それが通るかどうかで、自分の仕事の価格相場をつかんでいく。同じ職種でも、本人の力量によって、時給はまったく異なるという。

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