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生涯給料を大きく左右する退職金の賢い見方・読み方 退職金コンサルタントが教える

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意外と知らない自分の会社の退職金制度。問い合わせることから始めよう。

(MaCC / PIXTA)

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「転職を考えていたのだが、いま辞めると退職金が大きく減ることを知って思いとどまった」

転職を断念したミドル層の会社員からはこうした声を聞くことがある。

退職金は「年収」には含まれないが、給与や賞与と同じ報酬の一部。重要な労働条件の1つで、「生涯給料」を大きく左右する。

しかし退職金制度の内容は、一時金だけ、年金だけ、両者の併用など会社によってさまざま。そもそも退職金がない会社もある。退職後に初めて支給されるものであることから、自分の会社の退職金がどうなっているかよく理解していない人も多い。今いる会社に勤め続けるにしろ転職するにしろ、退職後に悔やまないためには、退職金の見方・読み方をしっかり理解しておくことが欠かせない。

退職金は多種多様

退職金制度を設けるか否かは各社が任意に決めることができる。支給する額の水準や決め方もさまざまだ。

従来は「退職時の基本給」に「勤続年数に応じた支給率」を掛けて退職金を算定する仕組みが多かった。一定の勤続年数に達するまでは、支給率を低く抑えたり、企業年金の支給をしなかったりするなど、長期勤続を優遇していることが多い。そうした制度では、勤続年数のわずかな差で、支給額が大きく変わることもある。

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