かつてはほとんどなかった国家公務員の中途採用が国税庁を中心に増加。
国家公務員の給料は、人事院勧告という形で、その実態が公表されている。
2019年の勧告後モデル年収は、25歳の係員で318.8万円、35歳の係長で455.9万円、50歳の地方機関の課長で674.5万円となっている。人事院勧告は民間の給料と同水準にすることを目的としているので、勧告後の年収は民間企業の平均的な年収と同程度になっている。
ただし、幹部であるキャリア(総合職)官僚の年収は民間企業の平均より高い。35歳の本府省課長補佐だと737.6万円、40代で課長に昇進すると1000万円を超えてくる。50代前半に本府省の審議官になれば1500万円程度になる。さらに本府省局長になると1800万円弱、本府省の事務方トップである事務次官になると2300万円を超える年収となる。事務次官まで上り詰めた人の生涯年収は5億円に達する。
「総じて言えば、国家公務員の待遇は民間企業よりいい」と話すのは、総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリアが運営する転職メディア「doda」の大浦征也編集長。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら