10の職業の給料を関係者の証言や統計資料から浮き彫りにする。
子どもがなりたい職業や、最近話題になっている職業など、「気になる職業」は少なくない。では、そうした職業の給料はどの程度なのか。10の職業について関係者への取材や各種統計から、その実態に迫った。
アニメーター|平均440万円だが若年層は薄給
日本が世界に誇るコンテンツとして君臨するアニメ。NHK連続テレビ小説「なつぞら」では、その制作現場が舞台となり、毎朝一喜一憂してきた方も多いだろう。では、アニメーターのリアルな懐事情はどうなっているのか。
日本アニメーター・演出協会がまとめた「アニメーター実態調査2019」によると、平均年収は440.8万円。ただ、これはあくまで平均値で、細かく見ると給与格差が目立つ。年齢階層別では、35~39歳で511.1万円と、国による各種年収調査の平均値に近い数字だが、20~24歳は154.6万円、25~29歳は245.7万円と極端に落ちる。
職種での差も激しい。絵に動きをつける動画職は平均125万円。しかし総作画監督になると平均788万円にまでアップする。中には1500万円の人もいる。
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