AI|AI大国化する中国 音声・画像認識で躍進 »»電子・電機 ハイテク産業で日本を追い抜く中国

✎ 1〜 ✎ 27 ✎ 28 ✎ 29 ✎ 30
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

特集「中国vs.日本 50番勝負」の他の記事を読む

アイフライテック創業者の劉慶峰氏。AIの技術力でBATに比肩(Imaginechina/アフロ)

中国が国を挙げてAI(人工知能)の開発を急いでいる。中国国務院は2017年に「次世代人工知能発展計画」を策定。18年から20年にかけての「3年行動計画」では、AIを「製造強国とインターネット強国を建設するエンジン」と、国家発展の推進力に位置づけた。

すでに国際人工知能会議(IJCAI)における論文著者の4割超が中国人だと指摘されており、研究者の厚みも出てきている。AI論文の国別本数では13年に中国が米国を抜き、日本の約7倍となっている。

そうした政府のAI産業の支援策を一身に受けて飛躍する企業がある。安徽省に本社を置く科大訊飛(アイフライテック)である。

同社の自動翻訳機は、翻訳性能で世界最先端の技術水準だ。手のひらサイズのテレビリモコンのような機械端末を持って、英語で「近くに何かおいしいものはありますか」と話しかける。すると端末は自然な声の調子で「附近有什么好吃的东西吗?」と、中国語に翻訳してくれる。

関連記事
トピックボードAD