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家庭に入り込む頭脳 音声認識端末が大ヒット

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2014年に初代機がお目見えした、音声認識端末「アマゾン・エコー」。「アレクサ」と呼ばれるAI(人工知能)を内蔵し、人の声を認識して動作するスピーカーだ。17年3月末時点で累計出荷台数は米国で1000万台を超えたと推定され、音声認識端末では後発のグーグルやアップルを大きく引き離す。

エコーは単なるスピーカーではない。内蔵されたアレクサは家庭に入り込む頭脳となり、さまざまな「スキル」を身に付けている。スキルはスマートフォンにおけるアプリといっていい。音楽配信からピザの注文、タクシーの配車などあらゆるサービスが提供されており、スキルの数は17年4月時点で1.2万に及ぶ。

展開国はまだ限定的だ。今のところ米国、英国、ドイツ、オーストリアの4カ国でリリースされているが、日本での発売は明らかになっていない。ただ日本でリリースされる日も遠くないだろう。

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そのアマゾン・エコーに強力な派生商品が誕生した。一つは「エコー・ルック」だ。4月26日に発表され、招待制で5月下旬から順次出荷が始まっている。価格は約200ドルで初代エコーの定価より20ドル高い。

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