有料会員限定

家庭に入り込む頭脳 音声認識端末が大ヒット

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 最新
拡大
縮小

2014年に初代機がお目見えした、音声認識端末「アマゾン・エコー」。「アレクサ」と呼ばれるAI(人工知能)を内蔵し、人の声を認識して動作するスピーカーだ。17年3月末時点で累計出荷台数は米国で1000万台を超えたと推定され、音声認識端末では後発のグーグルやアップルを大きく引き離す。

エコーは単なるスピーカーではない。内蔵されたアレクサは家庭に入り込む頭脳となり、さまざまな「スキル」を身に付けている。スキルはスマートフォンにおけるアプリといっていい。音楽配信からピザの注文、タクシーの配車などあらゆるサービスが提供されており、スキルの数は17年4月時点で1.2万に及ぶ。

展開国はまだ限定的だ。今のところ米国、英国、ドイツ、オーストリアの4カ国でリリースされているが、日本での発売は明らかになっていない。ただ日本でリリースされる日も遠くないだろう。

Echo Look

スマホと連動してファッションチェック
服の利用回数や組み合わせを把握

そのアマゾン・エコーに強力な派生商品が誕生した。一つは「エコー・ルック」だ。4月26日に発表され、招待制で5月下旬から順次出荷が始まっている。価格は約200ドルで初代エコーの定価より20ドル高い。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
アマゾン膨張
商流の掌握で自由自在
アリババとの頂上決戦
アジア市場でしのぎを削る
家庭への進出はアマゾンが先行
音声認識端末が大ヒット
「非プライム会員はありえない選択だ」
新社屋「THE SPHERES」は完成間近
▶︎▶︎Part3 米アマゾン最前線
本誌アンケートでわかった!
大手企業が続々採用
消費を刺激するアマゾンデバイス
リアルの買い物からデジタルまで
オリジナル作品に自信
展示会の冠スポンサーに
社員増やし「プライム」を強化する
▶▶Part2 止まらない独走
ネット拡大戦略が不発
最安値要請で公取が調査
元アマゾン社員座談会
日販 vs. アマゾン
問われる出版社の選択
▶▶Part1 土俵際の日本企業
アマゾン膨張
追い詰められる日本企業
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内