有料会員限定

巨大冷蔵庫に世界初潜入、始まった生鮮品速配 ▶▶Part2 止まらない独走

✎ 1〜 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 最新
拡大
縮小
倉庫内の冷蔵・冷凍エリアではピッキング時、防寒着が必須(撮影:尾形文繁)

特集「アマゾン膨張」の他の記事を読む

配達先別にずらりと並べられた緑のケース。常温、冷蔵、冷凍の三つの温度帯に分けて梱包され、出荷の時を待つ。

2017年4月下旬、アマゾンジャパンは生鮮品の販売・配送サービス「アマゾン・フレッシュ」の提供を開始した。野菜や肉、魚といった生鮮品だけで1.7万品、菓子類や飲料、日用品、ペット用品を合わせると17万品を用意。アマゾンが仕入れを行う一般商品とは別に、人形町今半のすき焼き用肉など、有名店の出店による「専門店グルメ」も扱う。

生鮮品はもちろん、アマゾンの従来の売れ筋である日用品も幅広くそろえる

配送の起点となるのは、16年8月に稼働した川崎フルフィルメントセンター(FC)内に新設されたフレッシュ専用倉庫だ。ここで梱包された商品は、最短1時間で商品を届ける超速便サービス「プライム・ナウ」の都市型FCを経由し、アマゾンが地域パートナーと独自構築している配送網で消費者の元に届く仕組みになっている(一部は川崎FCから消費者へ直送)。

料金はアマゾンのプライム会員(税込み年会費3900円)向けに、別途月額500円で提供。1回の注文当たり配送料500円が必要だが、買い物金額が合計6000円以上の場合は無料になる。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
Netflixが日本での「アニメ製作」を減らす事情
Netflixが日本での「アニメ製作」を減らす事情
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
アマゾン膨張
商流の掌握で自由自在
アリババとの頂上決戦
アジア市場でしのぎを削る
家庭への進出はアマゾンが先行
音声認識端末が大ヒット
「非プライム会員はありえない選択だ」
新社屋「THE SPHERES」は完成間近
▶︎▶︎Part3 米アマゾン最前線
本誌アンケートでわかった!
大手企業が続々採用
消費を刺激するアマゾンデバイス
リアルの買い物からデジタルまで
オリジナル作品に自信
展示会の冠スポンサーに
社員増やし「プライム」を強化する
▶▶Part2 止まらない独走
ネット拡大戦略が不発
最安値要請で公取が調査
元アマゾン社員座談会
日販 vs. アマゾン
問われる出版社の選択
▶▶Part1 土俵際の日本企業
アマゾン膨張
追い詰められる日本企業
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内