現地で経営の中枢を担うアマゾン幹部たちは、どんな未来を構想するのか。単独取材で聞いた。
デジタルミュージック事業部担当 副社長 スティーブ・ブーム
「音楽ユーザーは 継続率が高い」
「プライム・ミュージック」は、他社の音楽ストリーミングサービスとまったく違う。当社のサービスはコアな音楽ファンよりも、もっと一般的な人々をターゲットにしているからだ。配信曲数は約200万と決して多くないが、多くの人が聴きたいと思う曲がある。ほかにも追加料金を支払わずとも広告なしで聴けたり、ダウンロードできたりする機能もある。結果として、プライム会員の中で音楽サービスを使っているユーザーは会員の継続率が高くなる傾向がある。
ただ一部の会員には、追加料金を払ってでもより多くの曲を聴きたいというニーズもあった。そのため、昨年10月に「アマゾン・ミュージック・アンリミテッド」というサービスを開始した(注:日本は未対応)。プライム会員は月額7.99ドルもしくは年間79ドルの追加料金を払えば数千万曲を聴けるほか、(音声認識端末の)「アマゾン・エコー」と連動している。非プライム会員向けにも月額9.99ドルで提供している。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら