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ソニーに見るリストラ部屋に送られる理由 佐藤優が理系向け「社内での生き残り」を指南

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(撮影:尾形文繁)

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佐藤優氏による本誌連載、「知の技法 出世の作法」は、自らのキャリアをどう築き、所属する組織内でどう生き残るかを具体的に論述し、読者の好評を博している。今回はその特別版として、企業内エンジニア・研究者を対象に「出世の作法」「生き残りの作法」について佐藤氏に聞いた。

Q1 日本には理系と文系という区別があります。これを企業人に当てはめた場合、理系人間の特徴は何かありますか。

A あります。まず数学に強いことです。そのため、物事を情緒ではなく論理で理解する能力が高いです。私は、外務省にノンキャリアの専門職員として入りました。当時、外務省のキャリア職員は原則として外務公務員採用上級職員試験合格者でしたが、2年に1人くらい国家公務員上級職員試験の情報、漁業区分に合格した人が入ってきました。

情報の専門家はコンピュータシステムや暗号、漁業の専門家は漁業関連の外交案件を担当するために採用されました。私は理系の専門家たちと仕事をしたことがありますが、優秀で人間的な魅力に富んだ人が多かったです。

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