冒頭から質問で恐縮だが、読者の皆さんは「じんざいの五段活用」をご存じだろうか。
①人在:そこにいるだけの人
②人材:材料として使える人
③人財:価値を生み出す人
④人罪:いると迷惑な人
⑤人済:済んでしまった人
「じんざい」とは、通常は「人材」と表記され、材料として使える人というイメージだ。だが付加価値を生む人は「人財」と表記できる。与えられた仕事をこなすだけではなく、企業の事業価値を生み続ける人は、社内での価値を高めるとともに、社外における自らの市場価値を高める人でもあるだろう。そういう人財はいざという時、その価値がどこでも評価されうるだろう。
研究技術者は 4つのタイプに
では、企業内の研究技術者(リサーチャーやエンジニア)という専門職は、どうすれば自己の市場価値を高められるだろう。研究技術者を研究・開発の志向性で大まかに分類すると、四つに分けられる。
①インベンション人材(発明)
→技術開発をしていると幸せ
②イミテーション人材(模倣)
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