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会社を蝕むシニア社員 [職場]「生涯現役」の落とし穴

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イラスト:ほししんいち

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近年、職場内の従業員向け相談窓口を訪れる人に変化が見られる。筆者はさまざまな企業や地方自治体などでカウンセリングやメンタルヘルス相談、職場復帰支援などを行っているが、「職場でのシニア社員の振る舞いがストレスになっている」という相談が目立つのだ。

一例を紹介しよう。相談者の40代男性Aさんは企画・販売促進の部署にいる課長だ。その部署は日常的に忙しく人員の補充を要請していたが、ようやく配属されてきたのは新入社員ではなく、定年後に再雇用されたシニア社員だった。

この部署では年に数回、大きな企画を実施する。ただ、そのハードルは高く、企画会議では担当役員から「何でその程度の企画しか挙がらないんだ」「毎回、同じような企画でどうする」と厳しい叱責を受けていた。必然的に部員たちが持ち寄った企画を検討する場は真剣になる。

しかし、配属されたばかりのシニア社員は「そんな奇抜なアイデアで本当にできるの」「そんな大変な企画、誰が実行するの」「無難に今までのでいいんじゃないの」と無責任な発言を繰り返し、場の士気を下げてしまう。見かねたAさんは「アイデアを出さない人は否定的な意見を言わないように」と忠告した。ところが「そんなに斬新なアイデアが欲しけりゃ、自分が出せばいいんじゃないか」と逆ギレされてしまった。Aさんは「何でこんな人が来たんだ」「1日も早く辞めてほしい」と思う毎日だという。

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