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半導体・ゲーム・金融で荒稼ぎ 時価総額・利益で業界トップ

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半導体・ゲーム・金融で荒稼ぎ

社長就任から約4年でエレキの収益改善にようやくメド。ただ次の一手が見えてこない(撮影:尾形文繁)

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同じ会社、同じ経営陣でこうも変わるものなのか。業績不振に苦しんでいたソニーが躍進している。2015年4~9月期の当期純利益は1159億円と、上期としては5年ぶりの黒字化を達成。大手電機メーカー6社の中でもトップに立った(図1)。通期の当期純利益は1400億円を計画しており、前期の1259億円の赤字から大幅に改善する見込みだ。

[図1]
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「電機業界の負け組」「ソニーはもう終わった会社」。約1年前、平井一夫社長ら経営陣は厳しい批判にさらされていた。成長の柱に据えていたスマートフォンが売れず、14年9月に携帯電話事業で1800億円もの減損を発表。併せて15年3月期の当期純損益の見通しを下方修正し、1958年の上場以来初めて無配に転落した。リーマンショック以降の09年3月期から9年間で累計約1兆円の赤字を積み上げたことになる。CMOSは世界4割占有 過去最速で売れるPS4 そんなどん底から、ソニーは突如としてはい上がってきた。

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