「業界や経済のニュースならわかるが、世界情勢となるとちょっと苦手」。そんなビジネスパーソンは少なくないはずだ。外国人と接する機会も増える中、世界で起きていることがよくわかる、そのための歴史を一挙公開。
歴史上の出来事が、現代の問題解決にそのまま当てはまるわけではありません。また、歴史をよく知っていても、ビジネスで正しい判断を下せるとは限りません。それでも経営幹部を目指すビジネスマンにとって、「過去のパターン」がわかる歴史は帝王学です。現在の実生活や将来の予想に役立てるうえで最低限必要だからです。
歴史的に重要な出来事には、必ず背景があります。国際的な政治の駆け引き、経済的な利害関係があり、ビジネス面での損得勘定が新しい歴史を生み出すきっかけとなることも珍しくはありません。
ここではビジネスマンの皆さんがよく知っている産業革命、植民地経営、イスラエル建国の三つの事例を取り上げます。これらが生じた必然性と意外な背景に触れることで、エンターテインメントとしての歴史の面白さにも触れてください。
Q1.産業革命が英国で最初に起こったのはなぜか?
18世紀、英国では産業革命と呼ばれる技術革新が見られました。機械工学が改良・発明され、産業に実践・応用されます。その分野は主に綿工業、製鉄業で、動力源に石炭蒸気力が用いられました。
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