ブッダの悟り
ブッダの生涯
仏教の創始者ゴータマ・シッダッタ(ブッタ)は、前5世紀ごろに生まれたとされる。ブッダとは悟った人の意味で、29歳のときに出家し、6~7年間、苦行を重ねるが悟りを得ず、座禅を組み、瞑想を行うようになって、35歳ごろ悟りを得たとされる。やがて布教を始め、80歳の入滅(死亡)まで布教を続けた。
人生は苦しみ
仏教では、人生は苦に満ちている(一切皆苦)と考え、四苦八苦として表現される。「生・老・病・死」の4つに加え、「愛別離苦」「怨憎会苦」「求不得苦」「五陰盛苦」である。また、「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」の3つを教えの根幹とし、三法印と表現される。これに「一切皆苦」を加えたものが四法印である。
仏教の伝播
南伝と北伝
上座仏教と大乗仏教は、それぞれ別の地域に広がりを見せた。上座仏教はスリランカを経て5~6世紀ごろには東南アジアに広がった。一方、大乗仏教はシルクロードを経て中国へは遅くとも1世紀に伝わった。日本には6世紀に伝わっている。2つの宗派は、南と北に分かれて伝わったので南伝、北伝と呼ばれる。
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