資源国通貨安でリスクオフの懸念

注目されるロシア

 12月4日、原油安に伴って資源国通貨が下落しており、国内主要産業へのダメージやドル高によるマイナス影響も顕在化しかねない。写真はロシアルーブル。モスクワで9月撮影(2014年 ロイター/MAXIM ZMEYEV)

[東京 4日 ロイター] - 原油安に伴って資源国通貨が下落している。原油安は資源国にとってもエネルギーコストの低下につながるためプラス面もあるが、国内主要産業へのダメージやドル高によるマイナス影響も顕在化しかねない。資源大国・ロシアに打撃になるリスクも浮上してきた。原油安も行き過ぎれば、リスクオフにつながる可能性も市場の一部でささやかれている。

資源安はドル高

今月1日、米原油先物<CLc1>は一時63.72ドル、北海ブレント先物<LCOc1>は67.53ドルまで下落し、それぞれ5年超ぶりの安値を記録した。

米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長とニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は同日、エネルギー価格の急落について、米消費押し上げにつながるとして歓迎する姿勢を示した。

米国では、エネルギー価格の下落によって浮いた資金の大半を貯蓄でなく消費に回す基調が顕著で、米株式市場への追い風にもなっている。

米経済とドルの強さが際立つ一方、資源国通貨の安さも目立っており、ノルウェークローナ<NOK=>は1日、対米ドルで5年超ぶり安値となる7.0577クローナをつけたほか、豪ドル<AUD=>も4日、対米ドルで4年超ぶり安値となる0.8355豪ドルをつけた。

外為市場では、資源国通貨売り/ドル買いの動きに加え、原油安で株高、株高でドル高との連想から、ドルが買い進まれている。ドル/円<JPY=EBS>も約7年4カ月ぶりに119円を突破して、心理的節目の120円を射程に捉えた。

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