資源国通貨安でリスクオフの懸念 注目されるロシア

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日・欧と米国の金融政策の方向性の違いによるドル先高感は根強く、米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(11月25日までの週)では、投機筋のドル買い越し額は479億9000万ドルと、ロイターが算出を開始した2008年以来、6年ぶりの高水準となっている。

このところウクライナや中東情勢の悪化に対する警戒感は薄れているが、「危機感が希薄な時ほど、巻き戻しが生じた際の勢いは止まらない」(邦銀)との声や「リスク回避的な要素が出てくれば、2─3円程度の調整があってもおかしくはない」(外為アナリスト)との見方も出ている。

 

(平田紀之、杉山健太郎 編集:田巻一彦)

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